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特集

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国産カブト・クワガタ 幼虫編

用意するもの

飼育ケース・飼育マット(朽木マット or 発酵マット)・朽 木・ディフェンスシート

 

 

飼育マットと朽木の準備

幼虫は、えさになるマットや朽木を食べて育ちます。
マットと朽木は、適度な水分を含ませてから使用します。
マットの水分は、軽く握って手を開いたときに形がくずれずに残っているくらいがベスト。

朽木は1~2時間水につけて、中まで十分に水分を含ませます。

【注意】カブト虫とクワガタ虫の幼虫をいっしょのケースで飼うことはできません。

また、カブト虫の幼虫は、大きなケースなら数匹飼えますが、クワガタ虫は幼虫どうしでケンカをするので、1匹ずつ飼育するようにしましょう。

 

成長の様子

カブト虫は、産卵された翌年には成虫になりますが、クワガタ虫は種類や暮らしている場所の気候、食べるエサの状態などによって成長の速さが異なります。
早いもので1年、中には2年以上かけて成虫になるものもいます。
幼虫ではカブト虫、クワガタ虫とも3齢幼虫でいる期間がもっとも長くなります。
・カブトムシの場合

・クワガタムシの場合

 

サナギになったら

成長しきった幼虫は、蛹室という部屋をつくってサナギになります。
蛹室をこわしたり、サナギを傷つけたり、また外から強い衝撃を与えたりすると、うまく成虫になれないことがあります。
成虫になるまでは、特に注意して扱いましょう。

 

飼育のポイント

直射日光に当てない

ケースは直射日光や雨の当たらない、温度変化の少ないところに置きましょう。
冬場の暖房の入った部屋は暑すぎ、また氷の張るような場所では寒すぎです。

水分補給

飼育マットの表面が乾いてきたら、ときどき適度に水分を与えてください。

エサはたっぷり用意しておく

カブト虫の幼虫は、マットをたくさん食べます。(ふ化後約3~5L)
マットに丸いフンが目立ってきたら、フンの部分を取り除いて、新しいマットを補充してください。

素手で幼虫にさわらない

幼虫にさわるときには、虫スプーン等ですくうようにするか、手袋などをつけてさわるようにしましょう。
素手でさわると、手についている雑菌が原因で、幼虫が死亡することがあります。